2022.８．２３　要請アピール行動

「ご迷惑をおかけした｣シーテック社と中部電力は謝ってよ！

　１審判決は、岐阜県警大垣署警備課による情報提供行為について、違法かつ悪質と断罪しました。違法行為の相手方となったシーテック社（＝シ社）にも非があることは明らかです（共同不法行為）。

「信用性あり」と認定された「議事録」では、シ社に大垣署に行くようにと指示したのは中部電力岐阜支店であると記載されています。

　さらにシ社元従業員２名の法廷における証言によれば、大垣署警備課の情報提供行為のシ社側窓口である「大垣駐在所／地域対応グループ」は、「意見交換」のために、わざわざ中部電力本社の社員が責任者としてシ社に出向して新設した部署であることが明らかになっています。つまり、中部電力はこの「意見交換」を画策した当事者だったといえます。

　シ社は判決直後に報道関係者の取材に対して、また中部電力は６月の株主総会での質問への回答として、それぞれ「多方面にご迷惑をおかけした、お詫びしたい」と述べています。
　私たちは、最も｢ご迷惑｣を被った原告に対してこそ謝罪して貰いたいと考え、訪れる日時のアポイントを申し入れました。シ社は「検討する」「きょうは担当者が不在」とかと、何度も返事を引き延ばしました。中部電力は一旦は「５名まで、１時間以内」と条件をつけて応諾しました。しかし８月上旬になって、それぞれ「面会はお断りする」と連絡してきました。「係属中の裁判だから…」というのです。しかし、６月８日には、私たちは、裁判の相手方である岐阜県警察本部の建物内で、要請書を手渡しています。当事者でもないシ社や中部電力が私たちに会うことが係属中の裁判に一体どんな影響を与えるというのでしょうか？

 　８月２３日、私たちは、シ社と中部電力に伝えた時間通りに建物の前に赴き、要請書を読み上げ、アピール行動を行いました。

 【当日、シーテック社本社】

 　この日は、守衛さんが１人，外に立っていました。これが日頃の状態なのかどうかはわかりません。

 　私たちが道路を隔てて正面にあった有料駐車場に車を停めて、旗竿などを出して準備を始めたら、中から人が出て、正面玄関を塞ぐように並びました。小倉さんがこの人々と少し話をし、まずは正面玄関前に並び、こちらが通告した「14:30」に皆で脇の駐車場出入り口に移動しました。

　「シーテック社社員」を名乗る人が6人並び、うち1人が「面会できない、受け取らないと伝えたはず。受け取るな、自分らの名前も言うな、何も答えるな、と言われている」と繰り返していました。

【中部電力本店前】 

　その後、中部電力本店前に移動。シーテック社本社前より若干参加者数が増加。全部で１５人（もっと？）くらい。

 最初に到着したときから守衛さんが２人外に立っていました・・・これは日常的なこと。

ただ、コーンとテープで通路の幅を非常に狭くしていたし、出入り入る人への声掛け･確認はいつも以上にしつこくやっている感じでした。

　先にに要請文の読み上げを行い、皆で玄関前に行くと、「警備担当の社員」とだけ名乗るのが１人出てきて、「敷地内に入らないで」と立ちはだかる感じ（これも公安関係者とみました）。

「面会も要請書受け取りもしません、と伝えた」と頑な。